【ネタバレ有り】シャドバしか知らない人がFate/stay night [Heaven's Feel]Ⅲ.spring songを見てきた

タイトルの通り、シャドバでしかFateを知らない無知なる人間が現在映画公開中のFate/stay night [Heaven's Feel]Ⅲ.spring songを見てきました。

物語の核心などに容赦なく言及するためネタバレは自己防衛をお願いします。また事前情報がシャドウバースのスキン情報しかないため多数妄想や誤った情報があるので予めご了承ください。

 

まず、入場特典として小冊子が貰えたので予告編の間に流し見をして少しでも多くの情報を得ようとした。今回見るのは承知の通り3部作の最終章であり、無印セイバールートやUBW凛ルートでなく桜ルートであるということを知る。これは見る焦点が絞れたため、さっそく大きな情報アドバンテージを得た。さらに臓硯というシャドバにないキャラクターの存在を知る。どうやら重要そうである。予習はここで終わった。

(※この記事を書くにあたってパンフを見たらこれまでの振り返りがインタビュー形式で書かれていた。これを読んでいたらもう少し理解が深まっていたかもしれない。が予告編の僅かな時間にそのような暇はない)

 

 さて映画が始まる。まず開幕から間桐慎二が死んでる。ヴァンパイア兄さんっ?!?!さらに謎の男が主人公士郎に話しかけている。(ドラゴンさんっ!)相手は臓硯らしい。曰く自分の為に慎二を殺したらしい。さっぱり訳がわからないが物語は進む。

 桜(ネクロ)と凛(ウィッチ)の対立。そして桜はイリヤ(ビショップ)を攫いに来たらしい。桜は凛に魔術的ななにかで勝利し、ここにライダー(ヴァンプ)が連れてきた士郎が乱入するもセイバー・オルタ(ネクロ)に阻害される。

 そしてここから士郎はイリヤの救出作戦へ。このあたりでようやく登場人物の位置関係が把握。士郎、イリヤ、凛、ライダーに対して臓硯、セイバー・オルタ、桜。ただしライダーは桜の命で士郎を守っているらしく、どうも主従関係は桜にあるらしい。サーヴァントとは難儀なものであるなぁ。

 救出作戦の前に言峰(ネメシス)が登場。何やらその行動原理に部分的に士郎を肩入れするメリットがあるらしい。車で送迎されながらイリヤの城へ。城の前で士郎が何やら空間把握能力を用いてイリヤの場所を特定。士郎にはそんな能力があるのね。

 その後窓から乱入し、イリヤを救出。ここからバーサーカーとの逃走劇が始まる。バーサーカーは赤黒くなっており桜に操られているよう。士郎は腕のアーチャー(エルフ)の能力を用いてバーサーカー(ビショップ)の撃破を決意。ここでイリヤバーサーカーの撃破の確認を取る。なるほどおそらくもとの主従はシャドバの通りイリヤにあったらしい。アーチャーの力を使ってバーサーカーを倒す。イリヤは涙する。

 一方その頃言峰はアサシン(ロイヤル)と戦闘状態に。拮抗するも言峰の”何か”により勝利(すでに汚染されている???など謎の文言があった気がする)しさらにその裏にいた臓硯を力によって浄化させた。ここで桜とも遭遇。この戦いに直接な描写の記憶はないが、後に士郎と対面したセイバーオルタがその場を退いて桜のところに向かった当たり劣勢だったのかもしれない。

 こうしてイリヤを奪還した後、今度は桜の救出のため凛とイリヤで作戦会議。凛が袖から10年分の魔力を込めた剣を取り出しそれを士郎が手を加えて宝具のようなものにしてた。なるほどねこれで倒すのかぁ。

 そしてイリヤから情報提供。未完だった背景情報が一部埋まる。拝火教によって生み出されたアンリマユの存在。大聖杯とその器。そして桜について。桜はサーヴァントやマスターを殺してきたらしい。それで取り込まれたサーヴァントを使役しているのかな?バーサーカーパートの合点がいった。

 ここで桜がアサシンを殺して、自分の中にいる臓硯を握りつぶす描写が入る。わーお、どゆこと?アサシンは誰のサーヴァントなんです???まぁ退場したものについては詳しく言及するのはよしましょう。

 その後、桜のところに乗り込む三人。イリヤはお留守番。まずはセイバーオルタとエンカウント。直前の描写であったように桜は凛だけを通す。従って士郎・ライダーvsセイバーオルタの構図になる。このタイミングでマスターはサーヴァントに対して霊装を用いることで干渉できるだの世界線の説明が申し訳程度に示唆されたけどその厳密性は把握できず。そもサーヴァントってなんだよ(概念)

 最後はシャドバおなじみ「エクスカリバー!」が炸裂し激アツになりつつ士郎・ライダーが勝利する。

 一方その頃、凛と桜が出会う。序盤の方に姉さんと呼んでいたが、イリヤと違って実際の姉妹関係にあるらしい。遠坂家、アインツベルン家、間桐家の御三家のうちの間桐家の養子か何かかしら。そして姉との直接対決。10年ものの剣が火を吹き冒頭の戦いとは違って凛が耐え抜く。そして桜の吐露。自分の辛さを姉の凛にぶつける。毒食わされてたとか(個人的)初出情報サラッと流されてドン引きする。どゆこと。余談ですがここで挿入された幼少期の回想シーンで9のワンペア成立して笑顔な桜に対して手札にKKKJJ揃えて固まってる凛はマジでお草が生えましたわ。

 桜の悲痛な叫びに対して要約すると「いや、知らんわ。興味ないし」という冷徹な凛の返答。そして剣を持って歩み寄る。刺すかと思いきや最後の最後で桜を抱きしめやっぱり殺せないとなって凛は血を吐き倒れる。桜はそれを見て泣き崩れる。わーいい姉妹関係だぁ(麻痺)。感動シーン。

 ここからすぐに士郎がやってきて桜と対峙。桜がその罪の重さに押しつぶされそうになってるところ士郎が「生きろ」と活を入れる。うぅん主人公っ!そして桜の中の闇の存在を打ち破って救出。しかし大聖杯、アンリマユは止まらず。そこに言峰が登場。言峰の協力関係はここまでであり彼はこのままアンリマユの孵化をのぞむ。彼はここまでの言動からどうもサイコパスであり、通常の人間の価値観を持ち合わせていない模様。そんな彼と肉弾戦の末紙一重で勝利し最後のマスターとなって聖杯戦争を制する。

 

ここまでかろうじて追ったもののここからは結構謎の展開に。まず、大聖杯に姿の異なるイリヤが士郎に生きたいか尋ね「生きたい」という思いに対して大聖杯に取り込まれる。士郎の肉体はここでロストしたらしい。桜と凛は一緒にその後生活していきやがて二人がおとなになったときに士郎を生き返らせた???っぽい。そんなことできるんですか?でも桜の妄想エンドでもなさそうだし、まあできるんでしょう(柔軟な思考)そして最後、凛は桜に幸せか尋ねる。ここ凄いね。これまでの桜の行いに対して幸せなんて言えないけど言わざるを得ないと言うか言わされているかのような質問。この二人のそれまでの関係性を知らないからこれは凛の敵対的行為か友好的誘導(すなわち婉曲的承認行動)かはわからない。でも後者だったらそれはとっても嬉しいなって・・・・・・。

 

そういうわけで映画はFin。桜は過去はどうしようもなくとも未来を手に入れることはできて、士郎もそこにいる。ただイリヤは不明。あの最後で犠牲となったのかなぁ……?

 

ストーリー・考えてたことはこのへんで打ち切って映画通しての感想は思ったよりストーリーがわかりやすく込み入ってない。仕方ないことだけど取りこぼした伏線などはあっただろうけど満足に物語に没入することが出来た。また事前に友人から聞いていたように戦闘シーンは流石に圧巻。武器と武器や力と力最後は拳と拳がぶつかり合うその光景は映画ならでは。

 以上でFateの映画の感想終わりっ。うろ覚えっちゃうろ覚えなので間違っているところや漏れがあったら残念っ。あとイリヤは可愛かった。やはりビショップが板!