アリスとテレスのまぼろし工場

いつもの如く備忘録

ガッツリネタバレあるので閲覧注意

今回は見ててしんどかったのであらすじを書き出すのは控えておく。

大筋としては世界線が分離し現実から剥離した静止系で主人公らが恋だの出会いだのをするストーリー。

冒頭からひび割れなどでこことは違う現実を示唆しており、嫌な予感はずっとしてた。できれば作中のとおりにここが時間の止まった世界で問題の解決とともに再び時間が動き出すハッピーエンドであればいいなと思うが出てくるのは時間の進んだ世界とこの孤立した世界がはっきりとするのみ。

五実(さき)については触れねばならない。この生き物は神の使いや化身かと思いきや、その実はこれらの世界を行き来した唯一の現実存在。だからこそ成長し、感覚があり、匂いがするというふうに描写されている。現実世界では神隠しとなっているのはファンタジーなのに非常に救いがなく融通がきかない。主人公まさむねとむつみの娘だが現実世界の彼らはかなりの時間娘を奪われていて、意気消沈しているところが描写されていた。

いつみはまさむねに恋をするもむつみにまさむねは私のものよと言われ、最後に失恋することとなる。まんまエレクトラコンプレックスだが時間軸の違いにより母娘が対等な恋敵のように見える(その実精神年齢が違うので対等ではないのかもしれない)

まさむねの父はこの世界によって孫娘に会えたと述べているがその代償としていつみ精神的成長を止められ囚われていた数年間を思うといたたまれない。この世界のみに存在する(現実は事故により死亡)というのはフルダイブゲーム中に亡くなりバーチャルのみに生きる状態を彷彿させる。これは21世紀少年にもあった気がする。(亡霊)

さて今回の舞台設定はセカイ系にしてはあまり固まっておらずなんとも言えない。しかも要素を小出しにしているせいで視聴者の立脚すべき前提がわかりにくいものとなっている。どこまでをファンタジーとして受け入れるべきどこまでがリアリティのある現実の常識を所与とするのかが、わかりにくくてとっつきにくい印象を受けた。

一貫して世界の亀裂を神器狼が修復し世界を維持するという設定についてはどんでん返しがなかったものの、亀裂が人に発生し消失する契機があやふや。変化というがその変化量と消失の度合いは正直物語都合であって矛盾ない説明は難しいように思える

そんなファンタジーの世界を土台にしておきながら主人公らには救いがない。どうとでもできそうなのにどうともされずに彼らは鬱屈し隔離された停滞世界に置き去りである。(赤ちゃんの泣き声による時間軸の進展を示唆する描写もあったらしい、再度見る機会があれば確認しておきたい)

最後に現実世界への干渉、痕跡が見受けられた(まさむねの上手くなった絵が廃工場にあった)ものの、それまでである。

 

タイトルはアリストテレスだが中身は永劫回帰を感じた。いや永劫回帰の中で成長する主人公を思うとニーチェからはやや遠ざかるのかもしれない

けいおん!映画感想

いつもの、ネタバレ自分用備忘録です。

けいおんアニメ見たことなしかろうじて主要キャラの名前がわかるぐらいの知識で視聴

開幕ヘビーメタルの演奏からスタート。りっちゃんがダブドラでドコドコしててもう面白い(後ほどこの曲が多分顧問の先生が後輩に送った曲であることがわかる。)ゆいとりっちゃんが音楽性の違いによる解散を主張し、棒読みのむぎちゃんにどこか冷めた目で見るあずにゃん。それもそのはず、この寸劇はよくあるゆいの思いつきらしい。オープニングが終わっていつもの和やかな放課後ティータイムが始まる。お茶請けはバームクーヘン。今は卒業シーズンであずにゃん除く四人は無事同じ大学に合格したらしい。ゆいとりっちゃんの成績は怪しいらしくここで乱入してきた担任の先生が明日留年審査会議であることを告げ二人を脅す。これ以降あずにゃんはゆいが留年する悪夢を見るようになる。

翌日、教室でバレー部が卒業旅行でハワイに行くことを聞いたゆいとりっちゃんは放課後ティータイムでも卒業旅行をしたいと提案する。グアム、ヨーロッパ、ロンドン、温泉というカオスな選択肢が挙げられ、まずはゆいがあみだくじを作成し決定しようとするも、あずにゃんが不審に思ってゆいが作った紙を確認しようとしたらゴールがすべてヨーロッパになっている不正が発覚。ゆいに地味なペナルティが入ったうえで部室で買われているすっぽんもどきのドンちゃんの水槽にティーカップを4つ入れて決めてもらうことにする。全然決まらずみんなが飽きている中、どんちゃんはロンドンのカップに触れて行き先がロンドンに決まる。このときの提案者のみおの喜びようは本当に可愛い。あずにゃんは卒業旅行だから先輩が行くのかと思っていたが4人に誘われて親にガラケーで確認を取ることに。それを見た先輩4人もあわてて電話で親に確認を取るその光景を確認が終わっていけることになったあずにゃんが見て自分がしっかりしないとと奮起する。本屋でガイドブックをいくつか買うなどの周到な準備ぶり。

後日旅行代理店に行くも色々行きたい自由行動したいということで代理店の人から個人旅行を勧められてそうすることに。誰が予約したのかわからないがホテルや飛行機を予約してロンドンへ。
このあたりであずにゃんへのプレゼントに話がうつる。ガラケーのメールでやり取りしてて歴史を感じる。何をプレゼントするか思案しつつあずにゃんにバレないようぎこちなくなってるのがコントじみてる。
有能サポーターゆいの妹ういが登場し、準備が行われながら旅行当日へ。
出町柳行きの叡山電鉄に乗って一同は空港へ。このとき弦楽器部隊全員楽器持ってきてて旅行の特大荷物に。動く歩道で遊ぶ定番をこなしながら飛行機でロンドンへ。12時発の路線で機内で寝て夕方到着の便!時差ボケヤバそう。
ついたらみおちゃんの荷物だけベルトコンベアで流れてこず回転へのトラウマ植え付けられるも誰かが脇にどけてあったのを見つけて安堵する。
空港を出て早々タクシーをなんとかゲット!やべえ英語力を披露しつつホテルに行くも、予約されてない?と思いきや同じホテルが市内にあって別のところ予約されてるよと言われホッとする。
ちょっと距離があるのでどう移動しようかというところ、バスに乗りたいゆいに対してバス停の案内見てすぐ直行できないことがわかる有能みお、日本語でもその時間でわかるか普通?そして第二の有能あずにゃんが地下鉄で行けることをガイドブックから知り案内することに。そういやスマホがないんだ、海外旅行大変そうだなあと慮る。
ここであずにゃんが海外旅行に新品の靴で靴ずれというド定番を踏み、靴を買い替えたのちお腹が空いたので周りを見渡したところむぎちゃんが行ったことないというので回転寿司屋へ!
英語でやりとりいや嘘まくし立てられてたらハッピを着せられ何故かあるステージに案内される。ここ設備がしっかりしててむぎちゃんリクエストしたらキーボードも貰えて凄すぎた。演奏後、別バンド名を告げられつつ感謝され追い出される。そう、なんとりっちゃんの知り合いのスリーピースバンドと間違えられたというオチがその後すぐ出会ったことで明らかとなる。事情説明しつつヘトヘトになりながら一同はホテルに到着。晩御飯どうしようというところでういが大量のインスタント日本食を荷物に詰め込んでいてくれてたのでそれで飢えを凌ぐ。夜にあずにゃんへ曲を贈ろうということになってどんな曲を作るかノートに書きつつ寝落ちするゆいのノートにはあずにゃんLOVEだけ書いてありそれをみてあずにゃんがびっくりするワンシーンもありつつ、ロンドン旅行は和やかに進む。アフタヌーンティーは予約が必要で追い出されててかわいそうだった。
最終日前日りっちゃんのスリーピースバンド繋がりで日本からイギリスのライブ出演のオファーがあり、ゆいとむぎちゃん主導で参加することになる。そしてむぎちゃんのキーボードが日本から輸送される。金持ちらしい。なるほどね。放課後ティータイムのお菓子や紅茶がむぎちゃんのおかげってわけねと一人納得する。
そして最終日、屋外ライブ!顧問の先生が居酒屋の支払いでためたマイルで昨日来て今晩帰るご都合ムーブにより登場し、ライブ!有名なふわふわ時間やごはんはおかずを演奏してギリギリになりながら空港に駆け込んで帰国!
ここであずにゃんへ贈る曲が固まる。いつもの、普通の曲を贈ろうということで全員一致する。
帰ってきたら今度は卒業ライブ!クラスメイトに最後に演奏が聞きたいと言われ、自教室を使って最終投稿日にライブをすることに。
担任の先生に提案すると堅物な先生(恐らくは生活指導の先生?)の手前、朝にやったらと筆談しながら口頭では断る高等テクニックを披露。ゆいたちを守らねばと決心する。
当日、机を並べてステージを作る恐ろしいやり方にびっくりするし(しかもアンプなども机の上に乗せている)、電源どこからひいてんねんという疑問がわくもきっちりステージで演奏をする。当然教室に防音機能はないので学校中を鳴り響かせててやばいけど朝なのでセーフ。生活指導の先生も怒鳴り込みに行こうとするも教室の中の楽しそうな生徒を見て矛を収める。
卒業ライブも終わってしんみりしたあと最後の卒業式の日にあずにゃんを部室に招いてあずにゃんへ贈る歌を披露する!
帰り道大学の話をしながら放課後ティータイムは不滅ということでハッピーエンド!
エンドロールでは映画用テーマソングのあとに放課後ティータイム流れて最高だった。
物語全体として唯はコケまくり(作中3回)、ヨーロッパも知らない義務教育敗北者、ういは有能(作中であずにゃんにしっかり配慮しつつ秘密は漏らさない敏腕ぶり)、あずにゃんは可愛い(オタクが熱狂したのも納得できるスーパーキャラ)だった。

 

すずめのとじまり

備忘録

始まりは冬?銀河の見えるきれいな星空と荒野からスタート。幼いすずめが動き歩く。途中建物の上にある船……妙だな(3.11)最後は誰かと会って目覚める。学生のすずめ。美味しそうな立派な朝食を摂って自転車で学校へ。下りなのでペダルから足を離して進むシーンはなかなか爽快で良い。平らなところでてんてんと足を付きながら走るのもリアル。向こうからやってくるイケメンそうたとすれちがい、廃墟の位置を尋ねられる。第一声がそれなのまじかってなるけどここで恋に落ちる(多分)。その後道中の踏切で九州訛りの級友に声掛けられる。さっきのイケメンが気になって登校を放棄して廃墟へ。立入禁止の看板を乗り越えて人気のないボロボロの温泉街を練り歩き荒れ果てた植物園みたいなところで扉を見つける。足が浸かるほどの水にも関わらず、中に入って扉のもとへ。きれいな夜空を扉の中に見るもそこには行けず現実の扉の向こう側へ。足元に石のようなものを見つけて持ち上げる。冷たい石。突如猫となったことでびっくりし手放してしまう。

 結局お昼に登校。そこで地震警報。舞台が宮崎であることがわかる。そして空に赤い龍のようなもの(後にミミズと判明)を見つけるもすずめにだけしか見えない模様。その根本の廃墟に行く。そこでは扉を抑えるそうたの姿が。ビビり慄くも最終的に一緒に扉を締めて、きれいにタイトル。(いい演出)ミミズについて、地震を起こすものらしいことを知る

 すずめをかばって怪我したそうたの応急処置をしに自宅へ。母が看護師だったらしく、ササッと応急処置をする。そこでしゃべる猫登場。そうたをその場にあった椅子にする。逃げ出す猫を追いかける椅子を追いかけるすずめ。鬼ごっこの始まり!

 まずはみかんフェリーで愛媛へ。追いかけ飛び乗ったので無賃乗船っぽいが不明(船内で買ってたパンなどはネットバンク経由で購入してた)甲板の階段の下あたりでどこからともなく(船内から?)湧いた毛布と枕で一夜を過ごす。一緒に住んでるおばさんには友達の家に泊まると連絡。

その後愛媛へ。ツイッターなどによりだいじんとよばれた例の猫の足取りを掴んで電車などで追いかける。近くに来たものの見当たらず歩いていると原付きの荷台からみかんが転がり落ちるところをイスとともにネットでキャッチ。同じ高校2年生の女の子チカと友達になる。話をしてると赤い塊、ミミズを目視。チカを置いてむかうも走ってでは到底厳しいところ地下が原付きで追いかけてきて拾ってもらう。ミミズの近くで降りてイスとともに駆け寄る。廃校の扉を締めて猫と再び会うも逃げられる。

その後チカの家族経営の旅館で世話になる。手伝いをしつつ、チカと交流。男ってほんと馬鹿だよね〜ってやり取りは草。愛媛で泊まることについておばさんからの恐ろしい長文メッセージは既読無視。全文読みてえ。

翌日瀬戸大橋を渡ろうとする猫をニュースで見つけて神戸へ向かうことに。出かける際にチカから服とバッグをもらう。暖かすぎるだろ……。ヒッチハイクを試みるもうまく行かず雨を降って近くのバス停へ雨宿り。次のバスは6時間後で絶望するところ、たまたま愛媛に帰省してた神戸へ帰る母親の車が声を掛けてくれて神戸へ行くことに。さらにその母親はスナックを経営しており、子供の相手やスナックの裏方の仕事をする。途中猫を見かける。ここ猫が他の視点で人になってたようだったのが謎。猫に見えないこともある……?飛び出す猫を追いかけるすずめとイス。場所は廃れた遊園地。観覧車の扉が開いているところからミミズ発生。雀が観覧車の扉を締めようとしイスは猫を追いかける。猫は元要石でミミズを抑えるために大事な存在。捕まえた猫にその役割は椅子へ移したと告げられる。

二人の追いかけっこの際に観覧車が起動。動き出す。すずめは扉の向こうの幻影を見て扉に入ってそのまま観覧車から落ちようとするをイスが声掛けして現実に戻し助ける。そして扉を締めて一件落着。スナックに戻って心配されるもお腹を鳴らしたすずめにやきうどんを振る舞ってくれる。ポテサラ入りの目玉焼きトッピング。太りそう〜とは劇中のママさんのセリフ。この日の夜、イスのそうたは現実から遠ざかってる描写があり寝起きが悪いのは意識が現世から離れていることを示唆していたことがわかる。

翌日見送りのママさんから帽子を貰って東京へ。新幹線に乗ってる描写の途中熱海の停車アナウンスがあって笑う。のぞみに乗れよ。ぷらっとこだまで向かってるの??

イスのそうたに案内された先はそうたの家。ここで昔の書物を広げて2つ存在するというもう一つの要石の位置を探る。この家の本棚は気になったけど教員試験の過去問と地図帳や辞典以外は分からなかった。

要石は時代によって場所が変わる。江戸以前の東北がふくよかな地図から伊能忠敬による精緻な地図の場合に至るまで要石の位置は変化しており現在は東京と九州宮崎に。

結局詳しい場所はわからなかったので彼の祖父に聞くこととなったがそのとき来客が。芹沢という後の物語のサポート役が登場。彼いわく昨日は大事な教員試験だったらしい。罪悪感が募るすずめ。とりあえず彼とともに家を出るとそとにはミミズが。東京の2個目の要石が外された?飛び出してその場所を探ろうとするもそこは電車のトンネルの中。もう無理だというところでミミズに直接飛び乗るイス。それを追いかけて橋から飛ぶ命知らずなすずめ。そのまま東京一円を覆うミミズの上でそうたは自分が要石となったことを自覚し悟る。凍りつくイスを手にすずめはミミズに打ち付ける。霧散するミミズに落下するすずめ。それをねこが助け川へ落下。

流れ着いた場所はまさかの扉のある場所。地下のところで開いた扉の先の世界にイスを視認。中には入れずQBのようにすりより「やっと二人になれたね」というねこに怒りをぶつけるもときすでに遅し。二度と姿を表さないで大嫌いと嫌悪をぶつけ猫もショボショボとその場を去る。

その後地上に出るも裸足にボロボロの服。なんとかそうたのアパートでシャワーを借りて地だらけの足を応急処置し、そうたの靴を借りて助けのために病院にいる彼の祖父のもとへ。助けたいというすずめにたいし要石となった孫を成就させろという祖父。しかし、すずめの意思を尊重してか助言をする。

次なる目的地はすずめがかつて扉の向こうの世界へ行ったときの扉を探すすなわち故郷に向かうこととなる。東北。10年前。ピースは揃っている。

駅でどうやって行こうかというところで芹沢さんがオープンカーで登場。そこにすずめのおばさんもやってきて混線。とりあえず車に乗ってすずめの故郷へ向かうことに。このとき「ルージュの伝言」が流れる。ジブリ意識してるなあ……。かなり描写からジブリ臭がしてたのも気のせいではないと思う。ドライブ中、芹沢さんを娘の彼氏と勘違いして警戒する母親に学生証を提示しておりそれをみると立教大学教育学部の文字!ナカナカヤルジャン(てか教育大かとおもったら違うのね)

途中雨でオープンカーの屋根が故障しているコミカルな描写のあとSAで雨宿りをすることに。芹沢さんまじいいやつ。ここで、東京の要石こと大きな黒猫がおばさんを操ってすずめと喧嘩をする。「あなたがいたせいで婚活もうまく行かないししんどいことばかり」と深刻な対立するもおばさんが自覚して仲直り。このあたりはなんとも表現し難いがまあちょっと面白い。

目的地から20kmのところで猫が喋り驚きのあまり車が脇道に落下。壊れてた屋根が正常に作動し扉が壊れるコメディとともに落ちてた自転車に乗って最後の目的地へ走る。

家の跡地へただいまをしたあと庭からタイムカプセルを掘り出して日記を取り出す。4歳のときに書いたとは思えない上手な絵日記の最後は3.11と一面黒く塗りつぶされた絵。ここは本当にゾッとした。それが何ページか続いたあと二人と椅子そして綺麗な夜空。そうあの扉の向こうの絵が描かれている。ホラーか???ビビっちまったよ。

その絵から扉を探し当て2匹の猫とともにラストダイブ。片方の東京猫(左大臣)がミミズと戦っている間、イスにキスをして起こして抜いた。その後人間となったそうたとともに2匹の猫の要石をミミズに突き刺してハッピーエンド。

エンディングのさなかでそうたは寄り道して扉を締めるらしく早々に分かれておばさんとすずめはすずめの来た道を戻りながらお世話になった人に会ってた描写は本当に暖かくてよかった。

最後は少し時間が立って初めてそうたと合った場所で再会して映画は終了。

 

主要人物について

すずめ

女子高生。行動派でかなり走れる。行かなきゃ!を劇中で何度言ってたかそのたびに周囲の人をおいていってミミズへ向かってる。おそらく母を震災でなくしている。4歳のときにおばに引き取られて一緒に暮らしている割には東北弁でも九州弁でもないのは大人の都合だろうし仕方ないけどこの映画最大の不思議かもしれない。

おばさん

ごめん名前忘れた。かなりいい人。すずめを引き取ってる。40歳ぐらいにして総務部部長。エリートである。きれいな人というのはすずめ談

すずめをおって東京まで来てくれる辺りほんとうにすずめの母親代わり。意味不明なすずめの動きに長文メッセ送りながらも強く引き止め連れ戻しはしないあたり見守りタイプかな。

 

そうた

閉じ師であり、教員志望の放浪者。イケメン。正義感があり、おとなっぽい。

 

芹沢さん

後半の物語の牽引役。天気の子で言うところのおっさん役かな。かなりいいキャラしてる。好き。

 

物語全体について

はじまりは要石を戻すこととそうたをもとに戻すことから始まって中盤、そうたを助けることに切り替わる。結果要石は戻ってそうたは助かるご都合エンド。天気の子のような葛藤もなく、すずめは臨死体験により死を恐れないイカれたキャラとなっている。葛藤好きには物足りないのかも。選択もなく一直線に物語が進むのはまさにロードムービー。ネットバンクですずめの位置取りを掴んでるときの船での食事の支払い履歴、旅館やスナック、車で移動中の風景などほんとに細かいところがリアルに描写されてて深海作品みを感じる。

気になったのはなぜすずめだけ生きていたのか。職場が沿岸だったならわかるがみたところ自宅が沿岸だったようで基礎以外流されている。

向こう側の世界は僕の思い描いた「星を追う子ども」のあの世の世界に近かった。この作品が好きなら粗いけども「星を追う子ども」もおすすめできる。

そうたの祖父は道標でしかない割には尺と威厳を持って扱われてた謎。同様におばさんとのSAでの対立も伏線はあったものの突然で謎。

【追記枠】

周りの人たちが宮崎の方言から始まり、愛媛、神戸とイントネーションが変化して最後は東京となったのは旅情を感じて最高に良い演出だった。

願わくば最後は東北弁が欲しかったが……僕を含む多くの視聴者を置き去りにしてしまうので実現性は低いだろう。字幕は無粋。

 

「君の名は」では子供は大人を動かし物事を解決した。「天気の子」では大人と対話するも理解が得られず鉄砲を手に飛び出した。では「すずめのとじまり」は?この作品では親や助けてくれた大人、同級生の子供にさえすずめはろくに説明せずに問題が発生すると駆け出してしまう。最後には好きな人のところに行ってくると言っあの世へダイブする。もはやそこに対話などなく相互理解もない。ただ大人はすずめに対し見守り待つしかできないのである。これが新海誠の今なのか、求めた答えなのか。

【追記2】

そういえば、最後のシーンで大事な部分を忘れていた。昔すずめの迷い込んだ向こう側の世界で会った人物。それは未来の自分だったということ。扉の向こうの世界は時間軸が同じであるというような説明が映画冒頭でそうたによって説明されていて随分な伏線回収がなされていた。母を必死で探すすずめに母への決別と未来の約束をする。幼い自分を救う未来の自分だ。他の誰でもない自分自身によって救われるそれは時間の経過による救済を暗喩しているかもしれない。

ガッチャマンクラウズインサイト第12話

なりすましの力を使ってはじめがゲルサドラに成りすまして戦闘をしていたってこと、ダヨネ……。
鬱アニメじゃなくて耐え。
「これは僕にしかできないことっすから」
「やられるのは僕っす」←かっこいい。
時には命を懸けてでも守るべきものがある。ここに帰ってくるのね。
とことこはじめちゃん可愛い。
蹴とばしてて草。早くするっす!
僕らみんなヒーローっすから!
つばさちゃんはみんなのヒーローっすから。ヒーローっすねぇ。ここに帰ってくるんだね
先輩は最強のヒーロー!というはじめ、好き。
結局集まって徒党組むの悲しすぎる。はじめを国葬すな!空気じゃん!
はじめの復活を祈って花火。これは無理やりなきもするがまあギリ許す。
うつつ可愛い。
いまはじめみたいだったって草。あっきゃ~
消えゆくクー様。
僅差でゲルちゃん地球在留決定!
東大生も満足げで草。
はじめ目覚めずにエンディング行っちゃった!
野次が雑で草。国民のせいにする気か~!
数話ぶりの花澤香菜に一同感動の涙!くー様もクラウズもなじんどるやん!
クラウズはこれからどうなるんだろうね。それはゆっくり考えましょう!
Xいいねぇ。
ジョーの夢は相も変わらず世界平和。はじめが動いた~!!!
「よくねたっス~!」←いいね
うつうつします。はじめちゃんお帰り!

ガッチャマンクラウズインサイト第十一話

こいつらどんだけいるんだ!!!うつうつします。
ゲルサドラが死ぬまでこの空気は終わらない。飽きるまで辞めないのが猿という東大生の言説
「そーっすよねぇ」
「この戦い方、なんか違うっすねぇ!」←好き。
「仕方ないっす」
上手いやり方だな。
ほんと勝手だよね国民。
ゲルちゃん殺すっすってそれはじめちゃんがいうのアツいね。
ガッチャマン総出VSゲルサドラのそれぞれパラレルな1vs1の戦闘だ!
花緑公園!ゲルサドラの象徴的な場所で倒すことで終わらせるのね!
凄惨な光景だ。まるで独裁政権の終わりじゃないか!
飲み込まれた人帰ってきた!
星に返すのはダメなのはそう。チャンス、僕らが僕らのことを知るチャンス?
自分たちが敵だというはじめ。自分たちの空気と戦う。面白いね。
はじめはあの戦闘のど真ん中にいた。やっぱり、そうだよねぇ。

ガッチャマンクラウズインサイト第10話

恐怖政治にはストレスあり。空気でゲルサドラを引きずり下ろす。守るはじめってことね。
クー様がゲルサドラの新しい力?みなさん一つになりましょうゲルルルル~~~やば。
多数派工作だ!!!!
宇宙人の独裁を許すな!空気が変わったんだ。
アムネジアリマインド!ゲルちゃんを守りに来た!
あれ、これジェージェーが作ったやつか。
急に戦争の話来た。思想が強い。
「この世で最も恐ろしいものは空気だ。」正解。
国の為平和の為生活を守るため、みんなで一つになって頑張ろうからの太平洋戦争
「空気操る宇宙人なんて悪いに決まってるやーん」カッツェさん正解っ。
「みんな正しいことしてると思いこむ、相手が死ぬまでぶっ叩いても許されるの」
正義の暴走やん。
クー様を動かすのは無意識、クラウズを動かすのは意志。良いね。Xとかいうヒロイン。
あなたの遺志を継いでこの世界をアップデートすると宣言するXアツい。
Xの考えた結果。”あなたたち”が猿でないことを証明してくださいというX。
「もっちろんでするい」←嬉しそう
この国の空気を吸い過ぎた。そんなつばさだからこそ救えた人。
ゲルサドラ、子供の花澤香菜になっちゃった。
首相をすがやん呼ばわりしてたねそういやはじめちゃん。久々の下ろしてるはじめちゃん可愛い。
「つばさ、もっと吐け。」に戻ってくるわけね。ここまで伏線か。
はばたけつばさ!バードゴー!
くー様殲滅作戦開始!

ガッチャマンクラウズインサイト第9話

クー様が人を飲み込む。しかしそれは迷惑な人間。これは難しい。
はじめはサイドテール、さわやかで可愛い!
「クー様は空気っす!」なぞなぞの答えね。そして第一話あたりで話してた”空気”につながるのか。脚本きれいじゃん。
みんなをひとつにするために人を飲み込む。粛清じゃん。
完全に堕ちたるい。猿になった。
クー様による恐怖政治始まってて草。うつつ沈んどる。
「いれるのは簡単だけど出すのは大変。みんなが大好きなものなーんだ。」空気!
空気を乱す人間、空気を読まない人間を消してみんなを一つに。悍ましい。
はじめがくるくる回ってよーく考えてる。可愛い。
「それはこまったっすね~」←あんま困ってなくて好き
「Xはるいの友達っすから」
ジョーさんとゲルサドラの戦いが始まった!
つばさとはじめの邂逅。
「ゲルちゃん救えるのはつばさちゃんだけ」
「ヒーローってなんすかね、なんなんすかね、なんすかね」←この歌好き。
AIが面会に来るの新しすぎるし、端末置かれてるのシュール過ぎて草!!!
「にのみやるいのアップデートはここで終わった、君はつまらない人間だったよ」という捨て台詞を吐かれたるいはいかに。
戦う幼女!!!うそつきーーーー!!!
東大生が脱獄!からの戦いへ。
ゲルちゃんを守りに行くというはじめ、あぁそういうことね。