【ネタバレ有り】FGO知らない人が神聖円卓領域キャメロット後編を見てきた

タイトルの通り、FGOを知らない無知なる人間が現在映画公開中の神聖円卓領域キャメロット後編を見てきました。

物語の核心などに容赦なく言及するためネタバレは自己防衛をお願いします。また事前情報がほぼないので多数妄想や誤った情報があるので予めご了承ください。

 

まず友人から次のような情報を得る。

・聖剣エクスカリバーは所有者に不死性を与える。

映画を見る前に館内で情報収集を試みるも文字情報はなく、特典もかわいらしいキーホルダーと謎のポエムとイラストだけ。さっぱりわからない状態から映画がスタート。

ベディヴィエールとアーサー王のやり取りの回想から物語は始まる。聖剣エクスカリバーを湖へ投げ入れて返してこいという王の指示に、べディヴィエールは困惑する。早速事前情報が役に立ち、これが王の死を意味することからべディヴィエールの気が進まないということが分かる。

 次の場面は今のヴェディヴィエール、マシュと藤丸の対話。マシュの肩に乗ってる珍妙な生物に目が行くも直後にマシュが一度死んだという衝撃情報とマシュの中に英霊がいるとかいう話にCPUが持っていかれる。

 そして今度の舞台は砂漠、円卓の騎士だというのに中東の地名が登場し、ピラミッドもあるためエジプトかその近辺。紫の髪の男(後にランスロットであることが分かる)が砂漠を馬で駆けていく。(映画視聴後のQ&Aでスフィンクスを一撃で倒すランスロットの強さが表現されていたようだが、知らな過ぎて現地の雑魚原生生物を倒すシーンにしか見えなかった)そして円卓騎士たちと王の会話シーン。紫髪の男は補佐官という王のブレインの存在によって王の傀儡化を危惧する考えを提示。また”せいそう”というもので難民の殲滅が行われたことも開示される。ガヴェイン、トリスタン、モードレッド、アグラヴェインと互いに呼び合うことで名前が明らかになっていく。ガヴェインはヴェディヴィエールの逃亡をほう助したらしい。

 場面は変わって藤丸らと紫髪の男ことランスロットがオジマンディアスの御前にて会う。円卓騎士最強はランスロットということや獅子王と戦うため山の翁との同盟を締結するべく藤丸が来たこと、聖杯が欲しいことと主人公の目的が明らかとなる。あと藤丸の横に謎の女が突如現れててお前誰???ってなる。それとこの場に王の近くにいたモブみたいな女神官がかの有名なニトクリスと映画後半で明らかとなる。そしてマシュが突然ブチ切れてランスロットと戦争。言語道断な決闘開幕。盾でぶん殴る攻防一体の戦争が行われる。マシュの中の英霊の名はランスロットの息子、ギャラハッド。最後の「お父さん」はめちゃんこ可愛い。

 マシュの熱い説得に絆され、ランスロット獅子王の元を離れ共闘することとなる。しかし、肝心のファラオとの協力は得られず、また獅子王が所謂人類”保全”計画をしているということがピラミッドに内包されたスパコンから分かる。聖都のみが守られ、そこに集められた人は半永久的に保存されるというその内容と聖杯のあるエジプトも人理利焼却なる異常現象から免れるらしい。その後ランスロットの私設部隊のある難民キャンプへ。そこでようやくあの場にいた女が三蔵法師であることが分かる。また死んだと思われていたダヴィンチちゃんとも再会し、そこでの出来事を経てヴェディヴィエールらは武装蜂起を決意する。

 そうして軍勢は聖都を攻め入る。騎兵と弓兵による古典的攻城戦が行われている中、戦国時代かのように対峙するガヴェインとランスロット。しかしガヴェインは山の翁により封じられてしまう。自軍の損害も激しく、強固な城壁に阻まれてしまい、藤丸が退却を選択しようとしたその時にオジマンディアスの付き人登場。さらにその子がニトクリスであることが判明。Twitterで課金して手に入れようと躍起になってた人を見かけたあのニトクリスかぁ!預かった品物は聖杯。マシュの盾にしまわれる。さらに空飛ぶピラミッドが現れ、中にいるファラオによって支援攻撃が行われる。そして破った城門から中へ。ここの攻城戦で三蔵ちゃんが弓矢を棒で弾いててつえぇってなった。

 アグラヴェインの強化兵に取り囲まれるも、ダウィンチちゃんが引き受けて藤丸一行は王のいる元へ向かう。しかし、城門突破の報告を受けた獅子王は”せいそう”の起動を行い、世界は崩壊し聖都が変形する。王の元への到達が困難になるもファラオが藤丸らに目的地を指示、一行は塔へと向かう。しかしそこでヴェディヴィエールとガヴェインが対面し、戦いへ。ピラミッドによる支援砲撃が行われているさなかで納金モードレッドがピラミッドに乗り込み機能不全に追い込もうとする。そこで迎え撃つは三蔵ちゃん。その出自通りの東洋思想を展開し、モードレッドと相打つ。機能を取り戻したピラミッドはそのまま聖都に文字通り突っ込んで藤丸が本丸に向かう道筋を作り出す。しかしピラミッド自身も自壊してしまう。

 次なる戦いはハサンと静謐ちゃんvsトリスタン。なんか知らんけどもともとハサンはトリスタンに恨みがあるらしい。トリスタンは史実通り毒に弱そうだということで毒殺を試みるも、王から反転のギフトを貰うことでそれを無効化。しかし、ハサンの呪いによって相打つことに成功。

 べディヴィエールとガウェインの戦いはもつれにもつれて最後はべディヴィエールが勝利する。ランスロットとアグラヴェインの戦いもあり、決着は描かれてはいなかった。

 藤丸らは王のもとへ辿り着き、マシュと王の戦いになるかと思いきやそこにべディヴィエールが登場。ヴェディヴィエールは藤丸らにも告げていなかったらしい自身の真実を語る。(このシーンあたりで別次元の司令塔の描写があり、藤丸らの組織の一部が分かる)聖剣を2度捨てることに失敗した彼は3度目もまた捨てられず持ち続け1500年の時を生きながらえた。そしてそれによってアーサー王も死ぬことができず、神霊となり果て獅子王となったことが分かる。べディヴィエールがそれまで罪と言っていたことはそれであり自身を不忠の騎士と自虐していた理由も明らかになる。そしてべディヴィエールは藤丸の力の補助も得て、聖剣を王に返却し、自身は聖剣の加護を失ったため消失する。王はべディヴィエールを忠義の騎士と称していたのが印象深い。そうしてマシュと藤丸も役目を果たし消失。(というか名前だけは聞いたことのあるカルデラという本部組織に戻ったのだろうか)ここでスタッフロール。

エンディング後にアグラヴェインが王の前へ登場。勝敗が明らかとなる。そしてアグラヴェインは獅子王とともに消失した。

 

以上が自分から見た映画。戦闘や都市の崩壊、変容の描写がメインでストーリーは簡潔で分かりやすくそのため体感時間は短く濃厚で楽しかった。Stay Nightに比べると登場人物の空間的移動が小さい(おもに聖都での攻防がメインの為)ので見やすかった。音楽もその場面場面を盛り上げる演出としてよくできていて、全体として初見でも楽しめるいい作品だった。

以下映画視聴後のQ&Aを時間順に示す。

Q.マシュの肩に乗ってた珍妙な生物何?

A.フォーという生き物。フォーって劇中でも鳴いてたよ。

Q.マシュって英霊?人間?

A.ハーフ、人間だけど中に英霊がいる。

Q.キャメロットって都市?地名?聖都?

A.都市のことだよ。

Q.モードレッドちゃんなんで死んでしもたん?

A.三蔵ちゃんの必殺技だよ。対象と自身を強制的に消すよ。

Q.ピラミッドなんで飛んでるん?

A.オジマンディアスの力だよ。ちなあいつ英霊。

Q.聖剣持ってるべディヴィエール不死なのはわかるけど王はなんで不死なん?

A.直接所有者と権利者に不死性付与するからだよ。(すげぇなおい)