怪盗クイーンはサーカスがお好き

ネタバレ注意

怪盗クイーンシリーズだ!短いしみたろ!の精神。
始まりはサーカスと一人の女の子。団長のサーカス芸を楽しんだ女の子はまた来てねと約束をする。
場面は変わって空を浮かぶトルバドゥール。大量の猫に苛立つジョーカーがクイーンのもとへ。ジョーカーの声ひっく!渋っ!一方クイーンは中性でいい感じ。AIのRDも搭載されててコミカルで可愛い。手だけで動いてる。相変わらずノミ取りしてるクイーンがある宝石に目をつける。エジプトから盗まれて日本の成金のもとにある宝石を取り返す怪盗の美学に合致した獲物(らしい)ここまで演出や作画が平成であり、冗長なところを除けばいい感じ。
62日後に予告状を打ち(これなんでそんな時間開けたのかよくわからなかった)、盗もうとするもサーカス団が先入りして宝石を盗み出してしまう。そうしてクイーンはそのサーカス団に赴き、団長から宝石をかけたゲームの提案を受ける。クイーンは関係各社にサーカスを見に行くことを通達して当日は警察や記者が入り乱れることに。途中あいまいみいが出てきて嬉しくなる。教授は出不精なので留守番ですっ。
 クイーンが変装している者を含む記者二人が取材のためサーカス内を動き回るシーンがあり、途中唐突に戦争を忌み嫌う思想の強い会話が生じて笑っちゃった。何はともあれクイーンは返送と催眠術を駆使して宝石を奪い、ついでになんか危機に陥ってたサーカス団員を助けて帰っていきましたとさ。団長は紛争地(渡航制限地域)でもう一度公演したいからサーカス団をクイーンに盗んでもらうためにゲームを始めたらしい。
そうして最後はクイーンがエジプトに宝石返しに行くついでにその場所で約束の女の子にむけて公演して終わり。その娘、大きくなって瓜二つの娘がいた。

団長の足が地雷で吹き飛んでる、それで戦争を憎むなどの思想強いとこあったけど概ね児童文学をコミカルに映像化してる。
尺が短いにも関わらず配分うまくないところあったけどまあ児童文学ですし?トルバドゥールが動いていれば僕はそれでいいです。
ジョーカーが日本のことわざや言い回しに疎くて東洋の神秘で片付けている裏でRDがちゃんとぐぐって視聴者に正しい意味を伝えていたのはいい演出だと思いました。好き。

警察のジョーカーやクイーンの捕まえ方がヌルいのは児童文学なので許します。空へ逃走するクイーンに発泡する警察が税金の無駄遣いって言われいた上、作中のツイッターでトレンドになってたのはワロタ。

短いので見やすかった。ストーリーもわかりやすい。演出と作画が平成だから好みが分かれるかも。あいまいみい可愛かった。